いきなり彼女の目に止まったのは自然な木の色をした少し大きめのダイニングテーブルだった。これは私にもなぜかわかった。彼女が好きなことを。今にもこれにすると言いそうな勢いで見ていた。同じように見えるダイニングテーブルでも足の形、艶あり、艶なし、荒削りな表面など色々あった。「これは参った、私には決められないや」前回、カリモク家具を買った時は展示していたダイニングテーブルのチェアの生地とソファーの生地が同じのが展示してあってそれが結構かっこよく即決したのだった。気に入って長く使ったし丈夫だった。それがあって今、このカリモク家具のショールームに居ると言っても過言ではない。
お店のスタッフの方と彼女との話は弾んで、彼女らいろんな質問をしながらテーブルの色、形、表面等を決めていった。彼女の決断力に脱帽。
椅子はやはりテーブルに合わせるのが良いらしい。クリーム色のクッションが付いた足の形なんかはテーブルに合わせて決まったようだ。
次にソファーを見せてもらった。展示してあったピンク色のソファーに彼女の目が止まった。デザインも感じが良い。スタッフの方がいきなりソファーに寝そべった。これで昼寝したら気持ち良いですよ。確かに気持ち良さそうだった。良かったら奥様、寝てみて下さい。彼女はずっと奥様と呼ばれているが特に否定はしない。どんな気持ちなんだろうか？ちょっと聞きにくいのでやめておこう。彼女は寝そべった。「わあ、気持ちいい。お昼寝出来る」だって(笑)これを言うと女性から反感をかうが、主婦は三食昼寝つきだから。お昼寝出来るのは良いのではないか。彼女は即決した。と言ってもここはショールームだから販売はしていない。スタッフの方に奈良市のカリモク家具のお店を２つ紹介してもらった。というか知っている家具屋さんだった。しかしながら買う所には私に当てがあった。家に折り込みチラシが入っていてカリモク家具が25%OFFと。大和郡山市にある東洋家具と言う所だ、ここには是非行かないとと思っている。
結局、その次の週に紹介していただいた２件を回って最後に東洋家具さんで25%OFFしてもらって買ったのだった。彼女の机と食器棚も良いのがあったので東洋家具さんで買ったのだった。椅子はエルゴヒューマンのを買った。
これで電化製品、家具、ベッドが揃ったのだ。カーテンは彼女がネット通販で買ってくれた。サイズを図ってオーダーした。
なんだか準備が整ったぞ。まあ、東京から実家の奈良に戻って親の世話に(居候)になり3年、さすがにどちらにしても一人で住まなきゃなって感じだったのでちょうど良い。もし彼女と別れても独身貴族の住まいとしては上等だ。
続きはまた明日。
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