バツイチ子持ちと結婚相手の親の反対

新しい彼女との楽しい日々が続く中、ちょっと問題が発生。彼女がお母さんに私のことを話したそうだ。

結果は大反対「そんな人今すぐ別れなさい」だそうだ。私がバツイチなこと、子供がいること、56歳なのだこと。すべてをありのまま話したそうだ。まずお母さんが気に入らないのは【バツイチ】どんな理由か知らないけれど離婚するなんて相当の理由があるはずだ、ギャンブル・借金・女癖・DVなどろくなことはないとのこと。まあごもっともな意見だ。

【子供がいる】遺産相続でもめる、のだそうだ。そんなことは考えたこともなかった、自分で言うのもなんだが良くできたいい息子だ、人を困らすことなんて絶対にしないやつだ、断言してもよい。

【年が上すぎる】先に死ぬので一人で寂しい時間が長い(娘さんが(彼女の事)一人になる)ということらしい、こればっかりは仕方がない。私のおばさんを見ていると一人に(おじさんが亡くなってから)なってから生き生きしていて楽しそうに暮らしている、だからいちがいに一人になると寂しいとは限らないと思うが。例えば新婚早々に亡くなったりすればそれは寂しいしつらいと思う、しかし何年か連れ添って一人になったのなら結構気楽で楽しいのではないのか?こればっかりはわからないが。

とにかく猛反対で今すぐ別れなさいと言っているらしい。

知らん顔をしていようと思ったがそうはいかない、何故なら彼女は相当なマザコンでママ無しでは生きていけないくらいの勢いだ。知らん顔は出来ない。

彼女が「ママに会って説得して欲しい」と、えー自信ないなあ、自信というより説得するなんて無理ではないのか。

満を持して彼女の母親に会うことにした、最初は家にお邪魔することを考えたが、話の中で彼女の母親はクリーニング屋さんの雇われ店長さんらしい、なのでそのクリーニング屋さんに突然アポなしで尋ねることにした、それなら事前に行く話をして断られることもなくなるしそのほうが良いと判断した。

彼女の情報から夕方の4時ごろが暇だそうなので平日に有給休暇を取って平日の4時ごろに行くことにした。

お土産はどうしよう?

訪問当日、お土産を買わなかったので隣の酒屋で缶コーヒーを5本買った。

いきなり行って話すよりもということでスーツを一着クリーニングに出すことにしてお客さんで行こうと考えた、さすがにお客さんを追い返すことはないだろう。

「いらっしゃいませ」

「すいません、このスーツをお願いします」

「出来上がりは木曜日になりますが」

「はい、それで結構です」

「あのー〇〇と申しますが」

「は?」

あれ、わかってもらえない、いきなり来たから仕方がないか。

「〇〇さんとお付き合いさせていただいています〇〇です」

「あーはいはい」

「お母さんはご反対されていると聞いたものですからとりあえず、ご挨拶に来ました」

あわよくば説得できればなんて考えたりしてきたが終始、話をはぐらかされて本題には全く入れなかった、しかし険悪なムードはまったくなく私としてはこんな感じでいつか許してくれそうだなと思った。

しばらくすると忙しくなってきたのでお暇することにした。

まあそのうち何とかなるかと思った。

彼女に電話で報告した、LINEで報告するのは難しいと思ったので。

彼女はとりあえず喜んでくれた。

このまま何事もなく時がたち許してもらえるものだと思っていたがそんなに甘くはなかった。

土曜日のデートのあと彼女の派遣会社の歓送迎会が梅田であるということで車で送っている時、彼女の携帯電話が鳴った、「うううん、違うよ、違うって」

「誰から?」

「ママ」

「なんて」

「〇〇さんと一緒じゃないやろうね?って」

「どうゆうこと?」

彼女は話した。 実はお母さんは今でも反対で、許してくれそうな感じはまったくなく、もう早く別れなさいと言われたそうだ、会ったらあかんよとも言われているそうだ。

「そんな大事な話、俺に言ってよ」

で、今の電話は確認で一緒にいるのではないかと。

話は途中だったけれど現地に到着してしまったし開始時間までそんなになかったのでその場は別れた。

彼女とゆっくり話をしないといけないな。

また明日。

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